創生番号

創生番号 編集
創生番号016
我らは 語り部。我らが創造主たる
大魔王マデサゴーラ様の偉業を 知りたくば
我らが作られし順に 耳をかたむけるがよい。
大魔王様は 光の河の奥底より 出でしとき
創生のチカラの破片を発見し 手中に収めた。
偶然か それとも必然かは 定かではない。
創生の渦こそ 大いなる創世のチカラの破片。
だが カケラと言えど それは 大陸ひとつを
創造するだけのチカラを 秘めていたのである。
創生番号039
大魔王様は 創生の渦のチカラを使い
その心のおもむくまま もうひとつの
レンダーシアを 創りあげた。
人間が創作した物語を 再現させた村。
死者の魂を引き止め つなぎ止めた町。
魔物が人間に 人間が魔物になった王国。
それらをながめ 楽しまれた大魔王様は
次に 自らの創りあげた 偽りの世界で
真の世界を塗りつぶすことに 乗りだされる。
そう。偉大なる 大魔王マデサゴーラ様は
かの女神の創りし 大地を消し去り
自らを 創世の大神たらんと欲されたのだ!
創生番号087
大魔王様はまず 冥王ネルゲルと契約を交わし
ネルゲルが エテーネの民を滅ぼすチカラを
貸し与えられた。
そのチカラの代償として ネルゲルは
レンダーシアを 迷いの霧の中に封じて
五つの大陸と 隔絶した世界になさしめたのだ。
かくして 大魔王様の創りだした世界で
真のレンダーシアを 塗りつぶす準備が
ととのえられたのである。
創生番号102
霧に包まれたレンダーシアの地では
アストルティアから 切り離された影響ゆえか
外の世界との 奇妙な時間的なズレが生まれた。
だが そんなことよりも 真のレンダーシアに
人間の種族神 グランゼニスの遺した
神の緋石が存在することが 問題であった。
神のチカラを宿した その緋石は
真の世界を 偽りの世界で塗りつぶす計画の
大きな障害となったのである。
創生番号154
大魔王様は 神の緋石を守る結界を破るには
同じ神のチカラを源泉とする
勇者のチカラが 必要だと見抜かれていた。
勇者姫を手に入れるべく グランゼドーラ城に
魔元帥ゼルドラド卿を 差し向けられたが
惜しくも これを取り逃がすこととなった。
勇者姫の行方は ようとして知れず
大魔王様は 変わりの勇者姫を創りだしたが
勇者のチカラが宿ることは なかったのである。
創生番号218
大魔王様は 勇者のチカラを得るべく
勇者姫の兄トーマを 創生のチカラによって
よみがえらせ 利用することに決めた。
トーマは かつての勇者が遺した指輪によって
一時的に 勇者のチカラを宿し
神の緋石のひとつを 見事に取り除いた。
勇者姫と盟友の妨害を受け 残る3つの緋石は
取り除けなかったが ソーラリア峡谷全域を
偽りの世界で 塗りつぶすことができたのだ。
だが それは 始まりにすぎない。
すべての世界が 大魔王様の望む姿へ……。
その時は すぐそこまで 近づいているのだ。
創生番号443
創世の女神は 地の底に囚われ
もはや そのチカラを振るうことはない。
我らの主こそ 新たなる創世の神なり。
らせんの階段を 上りし先は
大魔王マデサゴーラ様のおわす 玉座の間。
許可なく 近づく者は 死を覚悟せよ。
ストーリー進行後
主なき今 我々の役目は失われた。
もはや 求めるものは 何もなく
語るべきことも 何もない。
創生番号513
自由に空を飛び 生きてきた鳥は
その自由を奪われたとき 何を思うのか?
自由であることは すばらしいと
多くの人間が クチにする。
それが カゴの中の自由であるとは知らずに。
創生番号560
蝶は生きるために 花の蜜を求め
花は子孫を増やすために 蝶へ蜜を与える。
それを 共生関係と呼ぶらしい。
だが その片割れが 失われたとき
残された者は 深き絶望の底に沈むであろう。
しょせんは 弱者の馴れ合いに過ぎぬのだ。
創生番号617
浅はかな妖精どもは 踊りに熱狂し
価値ある 夜の静寂を台無しにする。
無秩序な振る舞いに 制裁を。
我が思考を妨げる者に 災いあれ。
創生番号666
虚空を見つめ 動かぬ獣。
人間は その視線の先に 何があるのか
不安に感じることが あるという。
まったく おろかなことだ。
真に危険な存在が 獣自身であることに
気づけないとは。
創生番号741
我らが主こそは 世界を創造せし者。
その目は すべてを見通している。
何も隠すことなど できはしない。
創生番号794
強く まぶしい光に 恐怖を覚える人間も
はかなく 淡い光には 安らぎを感じるという。
どちらもが その身を焦がす
灼熱の閃光であることを 知らぬままに。
創生番号832
人間は 死者を弔い 墓とやらを建て
花を手向けるという。
なぜ そのようなことをするのであろうか?
死者とは すなわち 敗者である。
そのような者に 思いを馳せる必要はない。
創生番号876
妖精たちは 気の向くままに 空を舞い
自由を 楽しむことができるだろう。
だが 自由は つねに対価を求める。
行く先に待つ地獄を 避けるすべはない。
創生番号899
からみ合うヘビたちの 不規則かつ
不自然な姿こそ 混沌の象徴に ふさわしい。
世界は かのように
純然たる混沌に 満たされるべきなのだ。
マップ 部屋名 座標 種別
魔幻宮殿     その他

  • 最終更新:2020-05-04 18:12:39

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