封鎖された研究室

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研究員の日誌のようだ。
○月×日 宇宙船アルウェーン号 船外の外壁に
未確認の生命体を発見する。
経過観察の結果 危険性は低いと判定。
○月△日 先日発見された 生命体を保護した。
何らかの幼生と推測。生体構成組織を
分析したところ メーダに近い種と判明。
△月□日 経過観察×日目。
保護した幼生サンプルの生命反応 低下。
極度の衰弱がみられる。
△月×日 幼生サンプルの生命反応 停止。
直前に 微弱な思念波の 発生が確認された。
生体情報データ保存後 サンプル本体は廃棄処分。
マップ 部屋名 座標 種別
封鎖された研究室   D-2 立て札

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備え付けの 自動音声記録装置のようだ。
ほとんどのデータは 失われているが
無事なものもあるようだ。再生しますか?
データ518
○○は データ518と書かれた
音声ファイルを 再生してみた。
ノイズに交じって 会話が聞こえてくる。
アリッホ
「きゃあっ!!
 ハハフル先生 今の衝撃は 何でしょう!?
「ピピピ……緊急事態 発生。
 艦内の魔力供給 低下……
 温度管理システム……テイ…シ…………
ハハフル
「大変だ! 貴重な冷凍標本が 劣化してしまう。
 大切なアストルティアの 遺産なんだ!
 くそっ こんな真っ暗では……!
「ピッ……艦内の魔力供給 復帰。
 再起動します……ピピピ……
アリッホ
「……回復したみたいですね 先生。
 短時間でしたし 標本も大丈夫かしら。
アリッホ
「キャアアアア!!
 ハハフル先生 見てください! 後ろっ!!
ハハフル
「何だ……こいつは……!!
 この船に 侵入しようとしている……のか!?
ハハフル
「だめだ この研究室は 封鎖するしかない。
 アリッホ君。キミは 逃げなさい!
アリッホ
「危ないっ! 先生ーーーーっ!!
音声はここで 終わっているようだ。
データ519
○○は 音声を再生してみた。
とまどうような声が 聞こえてくる。
ハハフル
「……あー あー こちら ハハフル研究員です。
 この記録が おそらく……わたくしの
 最後のメッセージに なるで……しょう。
ハハフル
「本研究室は 宇宙空間からの
 謎の生物の侵入…… および襲撃を受け……
 緊急ロックを 行いました。
ハハフル
「アリッホ君は…… わたくしをかばって……
 侵入者の攻撃を 受け……致命傷を……
 ……悔やんでも……悔やみきれない。
ハハフル
「侵入者……宇宙生物の 様子は……
 今は 落ち着いている……ようです。
ハハフル
「室内の破損箇所は 自動修復プログラムを起動。
 本研究室は 完全……封鎖。これにより
 脅威が 室外へ出ることは……ないでしょう。
ハハフル
「謎の……宇宙生物は 推測するに……
 捕獲した 幼生サンプルが 救難信号を出し……
 それに呼ばれて 出現したのではないか……と。
ハハフル
「……以上。この研究室で 発生した
 事故について…… 記録を終わります。
マップ 部屋名 座標 種別
封鎖された研究室   D-2 立て札

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幼生サンプル 観察記録・考察レポート
               研究員 ハハフル
                助手 アリッホ
本サンプルは 7本の触腕を特徴とする。
その内 前方3本 左右2本は 発達し
攻撃器官としての 役割も果たす。
いわゆる「アタマ」に見える 大きな部位は
頭部と腹部が 一体となっており
前面に 黒色の巨大な 受光器官を持つ。
これは いわゆる「目」としての役割以外に
深部に発光機能を 有しており
前方への 怪光線の発射を 可能としている。
下部後方 赤色の器官からは 微弱の思念波が
観測されており 何らかの発進体の可能性が
高いと思われるが 詳細は不明。
形状および 生体は いずれも アストルティアの
ウェナ諸島で観測された メーダ種に似ており
生態的に 近い種と考えられるが……
大きな違いは 宇宙空間を自在に遊泳し 触手で
固形物に取りつくことで 長距離間の移動を行う
宇宙生命体の 幼生と推測される。
マップ 部屋名 座標 種別
封鎖された研究室   E-2 立て札

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「ピピッ こちらでは 宇宙船アルウェーン号に
 乗船する アストルティアで採取された
 生体サンプル情報の 検索ができます。
端末に触れると 生体情報を検索できるようだ。
○○は そっと端末に触れてみた。
「ピピピ………………識別完了。
 種族:△△
 生体サンプル検索中……………………該当ナシ
マップ 部屋名 座標 種別
封鎖された研究室   E-2 立て札


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  • 最終更新:2019-03-16 16:50:37

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