旧ネクロデア領

ネクロデアの民とは 編集
『ネクロデアの民とは』という本だ。
険しい山岳地帯に存在する ネクロデア王国。
質実剛健を理念にかかげる 王家にならい
国民もまた 真面目で慎ましく 信心深い。
その多くが 領土内の 豊富な鉱物資源を採掘する
鉱山労働者であり 富をもたらす鉱山そのものを
暗鉄神ネクロジームとあがめ 信奉している。
彼らは 夜明けと共に 集落から坑道に向かい
日暮れの鐘の音を合図に 仕事を終えると
夜更けまで 酒場で飲み 歌い続ける。
働くべきは働き 遊ぶべきは遊び そして休む。
かように豊かな生活が ネクロデアの財を積み上げ
今に至る 確かな国家基盤を 築いてきたのだ。
国民の誰もが 王国と王家を支えているという
誇りに満ちている。それを愚弄し けがす者には
激しい怒りをもって 死ぬまで立ち向かうだろう。
 
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領   E-3

女性のメモ 編集
乱れた文字でつづられた 女性のメモだ。
ねえ 山の向こうで暮らす いとしい人……。
窓の外に 白いもやが かかっています。
いったい 何が起きているの?
はじめは はげしい物音がしていたわ。
兵隊さんが あの国の魔物と 勇敢に戦っていた。
でも 急に 様子がおかしくなったの。
みんな 口々に 誰かの名前を呼んでいる。
母親や恋人や兄弟……ここにいないはずの
大切な人の名前を呼んで 泣き叫んでいるわ。
ああ お願い いとしい人!
家の戸をたたいて。早く 迎えにきて。
ふたりで どこか遠くに逃げて そこで…………
……文字は ここで途切れている。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領   E-4

鍛冶職人の日記 編集
きたない字で書かれた 鍛冶職人の日記だ。
バルディスタが 軍事力を強化するために
うちのネクロダイトと 溶鉱炉を狙っているらしいが
どうせ あいつらには 扱いきれねえ。
俺たち 熟練鍛冶職人の 知識と経験がなきゃ
ネクロダイトといえど ただの 真っ黒な石ころ。
溶鉱炉も でかいだけの置物でしかねえさ。
万が一 バルディスタに とっ捕まって
武器を作れと おどされたって 従うもんか。
炉の中に飛び込んで ヤツらの鼻を明かしてやる!
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領 集落跡 D-4

魔界スポーツ サッカー号外 編集
○○は 本の中に
『魔界スポーツ サッカー号外』という紙切れが
はさまっているのを 見つけた。
第12回魔王杯の試合結果を 最速でお届け!
今回の試合は バルディスタ・ブラッディーズと
ネクロデア・ハンマーズの因縁の試合だ!
前回 チームを優勝に導き MVPにも輝いた
キャプテンドラゴ率いる ブラッディーズ。
ウィングデビルと ウイングタイガーの
ツインウィングに加え スーパーゴールキーパー
キラーデーモンを擁する 最強のチームなのだ!
対するハンマーズは 前回の屈辱的な敗退から
メンバーを総入れ替えしての リベンジを狙う。
その実力は いまだ 未知数のダークホースだ!
気になる試合結果は 裏面にて!
○○は 裏面を見てみたが
赤茶けたインクのようなもので 塗りつぶされ
まったく 読むことが できなかった。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領 集落跡 D-4

ルーテア王妃の日記 編集
ルーテア王妃の 日記のようだ。
「晴れた朝の出来事」と 書いてある。
かねてより懇意にしている 砂漠の宝石商が
わたくしに ひとり息子を 紹介してくれました。
王子と同い年くらいの 赤毛の男の子。
将来を考えて ネクロデア王家の教育を
授けたいというので 侍従長の指導のもと
王子と共に 学んでもらうことにしたのです。
ところが ふたりを引き合わせると 赤毛の子は
「お前のしもべには ならないぞ!」と叫んで
一目散に どこかへ 走り去ってしまいました。
王子が差し出した手を 強く払いのけてまで……。
すると 王子は わたくしの顔を振りあおぎ
憤慨した様子で 言いました。
「王族に対して あのような無礼は 許せません。
 あいつのことは 私に まかせてください。
 礼儀と節度の何たるかを 教えてやります!
……それからというもの ネクロデア領内で
逃げまわる赤毛の子の名を呼んで 追いかける
王子の姿を 見かけない日はありません。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領   E-6

ルーテア王妃の日記 編集
ルーテア王妃の 日記のようだ。
「くもり空 昼下がりの出来事」と 書いてある。
わたくしは ネクロデア城の回廊で
いつものように 赤毛の子の行方を追って
途方にくれている王子に 声をかけました。
身軽なあの子は 教室の窓から 外へ飛び出して
城の尖塔に 登ってしまったとか。追いかけっこの
難易度は 日増しに 上がる一方です。
それでも あの子を追うのを あきらめないので
どうして そこまでするのかと たずねてみると
王子は 困った顔をして こう答えました。
「いつも つまらなそうにしている あいつが
 私に しかられまいと 逃げまわる間だけは
 けらけらと 楽しそうに 笑っています。
「あんな 礼儀知らずで 腹が立つ奴なのに
 あの笑顔を見ると つい うれしくなる……。
 だから 放っておけないのです。
赤毛の子を求めて 駆けていく 王子の背中に
わたくしは 願わずにはいられませんでした。
ふたりが 心からの よき友とならんことを。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領   E-6

ルーテア王妃の日記 編集
ルーテア王妃の 日記のようだ。
「静寂に眠る夜の出来事」と 書かれている。
あの日から ネクロデア城の尖塔は すっかり
王子と赤毛の子 ふたりの秘密基地になって
毎日 日が暮れるまで 語り合っています。
王子が 赤毛の子のことを 教えてくれる時は
わくわくと 声が はずんでいるのです。
ある夜 わたくしに こんなことを語りました。
「私たちの初対面を 覚えていますか?
 あいつは しもべにはならないが 友達なら
 なってやってもいいと 言いたかったそうです。
「あいつは器用で なんでも長けているくせに
 友を作ることだけは 誰よりも 下手くそだ。
 でも それは 私も同じです。
「魔王の子たる 私のそばに 仕える者はいても
 本当の友と 呼べる者は いませんでした。
 だから 私は あいつのそばにいたい……。
いつか 王子が成長し 魔王の座を継いだら
赤毛の子と共に ネクロデアを 大きく豊かに育て
魔界でいちばんの 自慢の国にするそうです。
わたしくも 王も ふたりの夢がかなう
その日が来ることを 楽しみに待っています。
いつまでも ずっと……。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領   E-7


その他

???? 編集
○○は 壁に刻まれた文字を読んだ。
    ここまで 逃げたけど もう だめ。
       ごめんなさい 坊や……。
      いま 私が 楽にしてあげる。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領 集落跡 D-4 その他

???? 編集
○○は 椅子に刻まれた文字を読んだ。
    真っ赤な目をした女が 言いました。
   苦しみから救われるには 同胞を殺すか
     同胞に殺されるしか 道はない。
   おお 神よ! あと どれだけ この手を
 血で染めれば よいのでしょうか……かかかか?
       カカカ カカカカカ!
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領 集落跡 D-4 その他

???? 編集
変わった形をした 古びた溶鉱炉のようだ。
この辺りは かつての 鍛冶場だったらしい。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領 集落跡 D-4 その他

???? 編集
古びたピアノのようだ。
鍵盤の上に ホコリが積もっている……。
クエスト「仮面の下の素顔」クリア後
きれいにみがかれた 美しいピアノだ。
チリやホコリは ひとつも 積もっていない。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領 酒場跡 D-4 その他

岩のカベ 編集
大きな岩が 洞くつを ふさいでいる……。
マップ 部屋名 座標 種別
旧ネクロデア領 洞くつ C-3 その他


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  • 最終更新:2020-12-03 19:02:38

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