王都カミハルムイ南
本
ももものモーモン | 編集 | ||
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『ももものモーモン』という絵本だ。 | |||
まんまる お月さまのよる。 もももという名の ちいさなモーモンが ふわふわ ものおもいに ふけっていました。 |
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ももものきょうだいは たっぷり血をすって りっぱなピンクモーモンに なったのに もももだけは ちいさなモーモンのままでした。 |
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もももは血がニガテで 飲めなかったのです。 お月さま ぼくは おちこぼれモーモンなの? もももの目から しずくがぽたんとおちました。 |
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すると お月さまのかげから まぼろしのように あわくひかるモーモンがあらわれて いいました。 もももは ももものままで いいんだよ。 |
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もももは たいせつなことを しりました。 やがて もももは ゆきのように まっしろな めずらしいモーモンに せいちょうしたんだとか。 |
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マップ | 部屋名 | 座標 | 種別 |
王都カミハルムイ南 | 古書店 | F-3 | 本 |
星辰のことわり | 編集 | ||
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『星辰のことわり』という 古い手記だ。 | |||
私は 考えていた。自らの周りにあるモノを いかに片づけ 整理するかを……。生きることは すなわち 日々増えゆくモノとの戦いである。 |
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苦悩の中 私は ふと夜空を見上げた。 そして 幾千の夜 あまたの星のきらめきの中 変わらぬ ひとつの法則に気づいたのだ。 |
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不変の関係性をもちながら 天をめぐる星々。 私は その法則から導かれた術を 愛用のツボに施してみることを 試みた。 |
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何度かの試作を経て それは成功した。 ツボの中に 無限ともいえる空間を構築したのだ。 それは いうなれば 小さな宇宙である。 |
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このツボならば 万物をしまうことができよう。 天かける星々より 導かれたこの法則を 私は 星辰の摂理と名づける。 |
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マップ | 部屋名 | 座標 | 種別 |
王都カミハルムイ南 | 古書店 | G-3 | 本 |
桜が原の隠者 | 編集 | ||
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『桜が原の隠者』という 古びた本だ。 | |||
むかしむかし エルトナ大陸の南西には 野桜が咲き誇る 美しい野原が広がっていて そこに ひとりの隠者が住んでいました。 |
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隠者は お気に入りのツボを 持っていました。 それは入れても入れても いっぱいにならない たいそう 不思議なツボでした。 |
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ウワサは 国中に広まり 人々は いらないものや 処分に困ったものを ツボにしまってもらおうと 隠者を 頼るようになりました。 |
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隠者は 人助けになるならと 人々の生活を脅かす 危険な呪いの品や 魔瘴でけがれたモノなどを ツボにしまって封印し たいそう感謝されました。 |
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しかし ある日突然 隠者はいなくなり 不思議なツボも どこかに消えてしまい やがて 人々は 隠者のことを忘れていきました。 |
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隠者が住んでいたのは 今の王都カミハルムイの 教会の向かいあたりだと いわれています。 |
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マップ | 部屋名 | 座標 | 種別 |
王都カミハルムイ南 | 古書店 | G-3 | 本 |
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- 最終更新:2015-01-05 15:54:23