竜族の隠れ里
本
はるか遠き 我らの故郷 | 編集 | ||
---|---|---|---|
『はるか遠き 我らの故郷』という本だ。 | |||
奈落の門の向こうには 神代の昔 アストルティアから 切りはなされた 竜族の故郷が 存在している。 |
|||
そこには 世にも美しい花々が咲き誇り 清らかな川が流れ 竜に変化した同胞たちが 澄み切った空を 飛び交っているという。 |
|||
しかし そんな我らの理想郷は 奈落の門が 固く閉ざされ 何者も 至ることのかなわぬ場所となった。 |
|||
この世界に残っていた 我らの先祖は 互いに身を寄せ合い 霧に包まれし山間に隠れ 里を築いて ひっそりと暮らすしかなかった。 |
|||
そう……我らは 取り残された存在なのだ。 そして今や それさえも忘れ去られ 滅びの足音が ゆっくりと近づいてきている。 |
|||
マップ | 部屋名 | 座標 | 種別 |
竜族の隠れ里 | 民家 | G-5 | 本 |
誰かの日記 | 編集 | ||
---|---|---|---|
誰かの日記のようだ。 | |||
竜族の行く手には 深い霧が立ち込めている。 時を経るごとに 里はさびれ 人は老いる。 故郷の滅びを 黙って見過ごすわけにはいかない。 |
|||
俺には 生まれつき 選ばれた才能がある。 厳しい修練を耐え抜き 竜化の術も身につけた。 旅立ちの準備は ととのっているんだ。 |
|||
必ず 奈落の門の向こうへ 行ってみせる! そして 同胞を見つけ 里へ連れて帰るんだ。 じいちゃんのためにも……みんなのためにも。 |
|||
……日記は ここで終わっている。 裏表紙の下の方に かすれた文字で 「クロウズ」と 書かれていた。 |
|||
マップ | 部屋名 | 座標 | 種別 |
竜族の隠れ里 | 村長の家 | D-2 | 本 |
その他
- 最終更新:2018-02-23 21:05:18